TAIPEI FASHION WEEK SS26 Opening Showについて

台北ファッションウィークは、台湾文化部(日本でいう文化庁)が主導する公式のファッションウィークです。

毎年、オープニングショーにはテーマが設けられ、ブランドの選定にも厳格な審査プロセスがあります。

一公演あたり約650〜700名の観客が参加し、より多くの人々が体験できるよう、ショーは2回行われます。

1回目はVIP向け（17時開演）、2回目は一般抽選の観覧（20時開演）となっています。

今年のテーマは「6部の台湾優質ドラマ」で、6つの異なるスタイルを持つ台湾デザイナーブランドがそれぞれの作品をファッションで表現します。

その中で、DYCTEAM がコラボレーションするのは、Global OTT Awards（全球OTT大獎） で「Best Asian Content Award（最佳亞洲內容獎）」を受賞した台湾ドラマ 「化外之醫」 です。

この「化外之醫」は、Netflixでも人気の高いドラマであり、劇中の主演俳優である楊一展様、河北彩伽とともに今回のファッションショーにご参加され、ランウェイで共演されます。

ドラマ《The Outlaw Doctor 化外之醫》は、台湾が抱える現行の医療問題を鋭く浮き彫りにすると同時に、移民労働者の現実を赤裸々に描き出しています。

医師としての使命感と人間愛を胸に、困難な環境の中で傷ついた移工たちを治療する姿が深い感動を呼びます。

法と人間性、正義と現実のはざまで揺れ動く彼ら。

やがて対立から理解、そして共闘へと至る二人の運命が交錯し、観る者の心を強く揺さぶる作品となっています。

今回のショーのテーマは「青」と「グレー、そして白」を基調に構成されています。

河北彩伽はショーの**トリ（壓軸）**を飾る重要な役割を担っており、物語は「青（＝正義）」から始まり、「灰色の領域（＝不法・葛藤）」を経て、最終的に「白（＝調和・再生）」へと戻る流れで展開されます。

この「白」という象徴を体現するのが、まさに河北彩伽です。